08.16 2023

  • スタッフ 野口

    ていねい通販では一二を争うほどのスイーツ好き♪
    作り手の方が大切にされている思いやこだわりを知り、それを周りにシェアしたり、思いを受け取りながら食べることで幸せな気持ちになった経験から、新企画「おいしいえがお」をスタート!この記事を通して、少しでも明るい気持ちになれたり、誰かに話したくなったり…そんなきっかけになれるとうれしいです☆

  • スタッフ 深野

    カメラ担当として、スタッフ野口の取材に初同行!ステキなお写真をお届けできるようがんばります♪

今回の「おいしいえがお」は、大阪市中央区の谷町六丁目駅すぐのところにある「unimocc(ユニモック)」さまをご紹介します☆

2023年3月にオープンされたばかりの新しいお店。以前にこの場所にあったお店で働かれていたスタッフさんが、閉店を機に違った角度でアートを楽しめるお店ができないかと考え、なんと社長さんにお店をやりたいと直談判…◎
「世界にひとつだけのケーキ」を作る体験もしてきたので、ぜひ最後までご覧いただけるとうれしいです♪

  • 店長の生田さま

    大阪出身。
    「unimocc(ユニモック)」の前身である「ATELIER CICA(アトリエシカ)」で感じた人のやさしさや絵を描くことの楽しさを学び、現在「unimocc(ユニモック)」でその楽しさをお客さまに感じでいただけるよう奮闘中…。
    SNSで似顔絵師としても活動中。(Instagramアカウント:komu.k3111)

◆unimocc(ユニモック)さま◆

大きなガラス窓から見える景色に、思わず「ここはアトリエ!?」と声を出してしまうほど、アートに包まれた「unimocc(ユニモック)」さま。

作品を展示されている作家さんが手書きされたものになり、イベントが変わるたびにガラス窓の絵も変わります。

「unimocc(ユニモック)」というお店の名前は、英語の「communicate(コミュニケイト)」を組み替えたもの。そして、組み替えたときに残る4文字からできる「mate(メイト)」という単語。【unimocc(ユニモック)という場所に、mate(仲間)が集まることで、communicate(伝える)が完成するように】という意味が込められているそう!

扉を開けた先には・・・

アートの世界が広がっていました!
アートをきっかけにコミュニケーションができるお店にしたいと、お客さま同士が気軽に話せるよう仕切りも作らず、テーブル1つのスタンディング形式。「白」と「グレー」を基調とした店内は、作品とメニューが目立つよう究極にシンプル!

店長の生田さま
お店の母体が工務店ということもあり、壁の“漆喰”は塗り方を教えてもらいながら、実は自分たちで塗りました。漆喰ってビックリするほど乾燥するので、肌がカピカピになりました(笑)が、やっぱり愛着が違いますね♪

7月上旬に訪れたのですが、その日は【私だけの空展】の期間中で、「月」をテーマにした空の作品たちが展示されていました。短いときは2週間・長いときは1ヵ月ほどで作家さんが入れ替わるため、足を運ぶたびにいろんな作品と出会えます♪

展示されていた作品の一部をご紹介!

レジ前には絵画をモチーフにした「アイシングクッキー」が販売されていました。

ギャラリー期間中に飾っている作家さんの作品をアイシングクッキーにして販売することもあるそうで、作家さんご本人もうれしそうに買って帰られることもあるのだとか…!
実際の作品により近づけられるよう心がけながら、細部にまでこだわって作っておられるのが伝わってきて、思わず見惚れてしまいました♪

~踏み入れる!アートの世界~

今回私たちは、期間限定(7・8月)で星月夜仕様の「キャンバス・ケーキセット(ドリンク付き)」と名画をモチーフにした「アートモックドリンク」を注文しました。

名画をモチーフにした「アートモックドリンク」は全部で6種類ですが、この日は期間限定(7・8月)のドリンク「星月夜」もあったので、なんと7種類☆
 
ものすごく迷いましたが、「キャンバスケーキ」も期間限定(7・8月)で星月夜仕様だったので、それに合わせてドリンクも「星月夜」と人気No.1の「接吻」を選びました(*^^*)

左から期間限定の「星月夜」と人気No.1の「接吻」。

【星月夜】フィンセント・ファン・ゴッホの「星月夜」をモチーフにした“洋梨スカッシュ”。
シロップを凍らせて作る“グラニータ(イタリアのかき氷)”が入ることでシャリシャリ食感が楽しめ、“キューブ状の洋梨のピューレが入ったゼリー”と“洋梨のシロップが入ったジューシーなゼリー”で、絵画に描かれている建物1つ1つを表現。
カップに描かれた白いラインは“ホワイトチョコレート”、上の模様には“バタークリーム”を忍ばせ、隠し味にアルコールを飛ばした白ワインシロップを入れてフルーティーに♪
 
【接吻】グスタフ・クリムトの「接吻」からインスパイアされたドリンク。
クリムトが多用した金箔から着想し、黄金の輝きを“ジンジャーエール”で、足元のお花畑を“緑色のライムゼリー”と“赤色のグレナデンのゼリー”で表現。氷の中には「レッドカラント」という実を入れて、女性の服に散らばっている赤色の花をイメージし、最後にしょうがの香るシロップをひと回し加えた“辛口ジンジャーエール”。

スタッフ 野口
ドリンクは「この絵にしよう!」と決めてから作られたんですか?
店長の生田さま
…実は、絵からスタートして作ったのは「星月夜」だけなんですよね。
スタッフ 野口
えー!!!(スタッフ深野も横で同じようにビックリ!)
店長の生田さま
引きで見たときに色が散らばるよう、たくさんのドリンクを作りながら「これは絵に寄せられるかな?」「この材料だと、ここまでできるな!」など、作品に寄せるためにはどうしたらいいかを考えながら、何度も何度も試作を重ねました。本当にさまざまなルートをたどって完成したものばかりです。

それぞれのドリンクには「ドリンクカード」というものが用意されていて、モチーフになった絵と画家の情報が書かれていました。

左から「接吻」、「星月夜」のドリンクカード。ゴッホは耳切事件があったことから、耳の形になっていました。

とってもていねいにドリンクの説明をしていただいたあと、お店の外にドリンク用の撮影ブースがあるとのことで、案内していただきました♪

ドリンクを台の上に置き、それぞれの名画を背景にして撮影できるスペースになっていて、デザイナーさんと議論を重ねて完成したものだそう。
 
生田さまに「こうやって撮るのがいいですよ♪」とアドバイスいただきながら、スタッフ深野が撮影してくれました☆

ここでは絵の説明もしていただいたのですが、スタッフ深野も私も知らないことばかりで興味津々…!

スタッフ 野口
(説明してくださっている姿を見て…)生田さまがゴッホに見えてきました(笑)
店長の生田さま
ありがとうございます(笑)説明は上手くないんですけど、その作品を描いた人に成り代わってお伝えできるよう、勉強もしています。ギャラリーをしている作家さんには話を聞きに行ったりもしていますが、ゴッホのように亡くなっている方は、そのときに置かれていた状況などから「こう思っていたんじゃないかな…」と想像しながら、お話させていただくこともありますね。

生田さまのアートに対する向き合い方や、お客さまにアートを通して感じた「やさしさ」を届けたい!楽しんでもらいたい!という強い気持ちがひしひしと伝わってきて、アートの世界にグッと入り込めた気がしました。

~気分は画家!世界にひとつだけのケーキ~~

店内に戻り、いよいよ「キャンバスケーキ」の登場です!
体験型のケーキは初めてでドキドキ…

左下から「パレットの上に油絵の具に見立てた“バタークリーム”と油壷の中には絵の具を溶かす油に見立てた“メープルシロップ”」、「標本箱に入った“トッピングパーツ”」、「キャンバスに見立てた真っ白な“バタークリームケーキ”」
スタッフ 野口
うわぁ~♪(まさかのスタッフ深野も同じ反応!笑)あまりにも本格的で驚きました。
店長の生田さま
実は、このためにパレットも1から作ってもらいました!油絵をやったことのない人でも、食べものになるだけでハードルがグッと下がるので、油絵の具をパレットの間で混ぜて色を作る工程やペインティングナイフで油絵の具をのせるところなど、いろんな体験をしていただけます。
スタッフ 野口
どうして、このスタイルにされたんですか?
店長の生田さま
お客さま自身で作品を作っていただくことの楽しさや自分で作るからこそ生まれる愛情を感じていただきたく、このスタイルにしました。「食べるのがもったいない!」と言っていただけるとうれしいですし、人によって個性がたくさん出てくるので、私たちも見ていてスゴく楽しいんですよね♪

もちろん、私も油絵は未経験・・・
パレットの持ち方やペインティングナイフの使い方をていねいに教えていただけるので、初めてでもとっても安心!

私もしっかり持ち方と使い方を教えていただき、制作スタートです♪
 
まずはペインティングナイフの背面でクリームを取り、スッと滑らすようにケーキにのせていきます。途中パレットの真ん中でクリームを混ぜて、グラデーションも楽しめることを教えていただいたので、すぐに取り入れてみました。

スタッフ 野口
混ぜるクリームのちょっとした違いで、また別の色ができあがりますね!とても楽しいです(#^^#)
店長の生田さま
生クリームだとトロっと溶けてしまうので、あえて“バタークリーム”にしているんです。クリームにはなるべく着色料は使わないようにしていて、食材を混ぜて色をつけたり、味をつけたりして作っています。

クリームをのせたあとは飾りつけ☆
指やピンセットを使いながら、思うがままにのせていきました。

店長の生田さま
ゴッホの絵の左側にある糸杉と雲はアイシング、月はホワイトチョコレート、キラキラしている“琥珀糖”も手作りしています。
スタッフ 野口
クリームもパーツも本当にこだわって作っておられますよね。とってもステキです♪

仕上げに、油壷の中に入った“メープルシロップ”を上から垂らし…

最後にできあがったケーキにタイトルをつけて完成です\(^O^)/

この記事を読んでくださる方に伝えたいなぁ~と思った「感謝の気持ち」をケーキに込めてみました。少しでも伝わっておりましたら、うれしい限りです♪
 
自分で作ったものはやっぱり特別で、「食べずに飾っておきたい!」というのが本音でしたが、思い切ってフォークを入れてみると…

紅茶の香るスポンジとピンク色の“フランボワーズクリーム”が出てきて、断面まで美しい☆

店長の生田さま
白いケーキには、通常のバターより軽い“カルピスバター”をまとわせて、中のスポンジには紅茶シロップを塗っています。期間限定(7・8月)なのですが、事前予約分のみ“マーマレード”でご用意しています。

この日の予約分は、なんと取材のご依頼をした時点ですでに完売(><)また取材中に星月夜仕様の「キャンバスケーキ」とドリンク「星月夜」も完売となりました。

~さいごに~

スタッフ深野とドリンクの写真を撮っていると、外国人の方がとても上手な日本語で話かけてくださいました!その交流にほっこりしていると、私がケーキを作っているところを見ながら「かわいい♪」と言ってくださる方もいて、お店に来られていたお客さまとの会話も楽しみました。
1人で来られるお客さまも多く、この場所がきっかけで仲良くなった方もおられるとか…!まさに、スタンディング形式だからこそ生まれるコミュニケーション\(^O^)/

「人と人とのつながりも楽しんでいただき、アートがそのきっかけになれたら。」
そんな生田さまの想いが詰まったこの場所で、きっと毎日さまざまなご縁が生まれているんだろうなぁ~と、なんだか幸せな気持ちに包まれました♪

スタッフ 野口
お店をオープンするまでの準備期間は、たったの2ヵ月…。何もかも初めてで、大変なことばかりだったそうですが、前のお店で一緒に働いていたスタッフさんがついてきてくれたことが本当に心強い!と何度も言われておりました。スタッフさんのことをとてもうれしそうに話されている姿が印象的で、スタッフさんとの信頼関係の深さに胸が熱くなりました。

「unimocc(ユニモック)」さまへのメッセージやスイーツのお話など、なんでもお聞かせください(*^^*)もちろん記事の感想も大歓迎です♪

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ていねい花子
今更ですが、自分の幸せのシーンをイラストにして載せていただきとても嬉しいです。保存しました♥️ありがとうございます!

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