10.25 2018

  • ていねい通販 カスタマーサービス部

    スタッフ 藤本

    3歳の息子の子育てに奮闘中。ブロックで作る車への注文が細かく悩まされる日々。
    息子が納得するようなカッコイイ車を一緒に作れるようになることが最近の課題です
    (笑)

​こんにちは!ていねい通販の藤本です。

この間、冬服を買いに家族でショッピングモールに行ってきました。いつもなら買い物そっちのけで店内を大冒険する3歳の息子が、なぜか今日はおとなしめ。しかも、「これがいい!」と次々に服を選んでくるんです。

理由を聞くと、秋物に買ったオレンジ色のパーカーを、幼稚園の先生が「カッコいい色だね」と褒めてくれたんだそう。どうりで似たような色ばかりを選んでくるわけだ…。よっぽど嬉しかったんだね(笑)。

夢中で服を探す姿が、おかしかったり、ほほえましかったり…(笑)

私自身も、息子が早くからオシャレに目覚めたことにビックリ。「世間の子どもたちはどうだろう?」と調べてみたところ、「服育」というキーワードが目についたんです。

うーん、なんだか気になる言葉。今回のテーマはこれで行きたいと思います!

「ファッション」だけで服を考えるなかれ!

服選びや日々のコーディネートを子ども自身が考えることによって、個性や自立心の成長を促すのが「服育」の狙い。

最近では、大手ファストファッションブランドがショップでの服育イベントを開催するなど、年々、注目が高まっている取り組みです。

この「服育」を実行するうえで忘れてならないのが、ファッションという枠だけに捉われないこと。

「衣食住」という言葉がある通り、そもそも服とは快適で安全な暮らしのために生まれたものです。暑さや寒さを和らげたり、雨や日光、鋭い草木など、外部からの刺激を遮るのも服の役目。

“自分をオシャレに魅せる”よりも前に、まず“自分の身を守る”ものだという考えを、子どもと一緒に持ちたいですね。

もちろん小さな子どもに、服の役割すべてをわかってもらうのは難しいかもしれません。

​まずは親子で一緒に毎日のコーディネートを楽しみながら、「今日の服選びに何が大切か」を少しずつアドバイスしてあげましょう。

「今日はねー、公園で○○マンごっこをするから、赤いズボンにするの」
「へー、カッコいいね。じゃあ、この赤いズボンは? ビヨーンって伸びるからキックもジャンプもしやすいよ」

子どもの好みや感性を第一に考えつつ、目的に応じた服選びのコツを理解させる…。そこから子ども自身の“生きる知恵”が養われていくんですね。

子どもにしてあげたい服選びのアドバイス

暑い日のお出かけ → 【素材】サラサラしたシャツなら、汗もすぐに乾いて気持ちいいよね
寒暖差の激しい日のお出かけ → 【組合せ】暑くなった時に、サッと脱げる服だと便利だね
夕方・夜間のお出かけ → 【色】明るい色だと、車を運転する人も○○くんに気づいてくれるよ
長く歩く時のお出かけ → 【形】リュックだと転んでもすぐ手をつけるから怖くないね

子どもの肌は敏感。服がもたらす心地良さも体で覚えていきます

自分が好きなモノだから、大切にする心が養われる

“自分の身を守る”という大前提がクリアできていれば、あとは子どもの気持ちにオマカセ。

時には「なんだ、コレ!?」と驚くような組合せを選ぶことがあっても、そこは“本人なりのオシャレ”を温かい目で見守ってあげてください。

​自分の考えを認められることで自尊心が育ちますし、また、お気に入りの服を通してモノを大切にする気持ちも芽生えるからです。

「僕、この服、日曜日も着るの。じいじとばあばのお家に行くときも着るからね」
「じゃあ、シワシワにならないように、きれいに畳んでしまっておこっか」

​このように子どものチャレンジ心をくすぐって、“できる”を広げてあげるのもオススメですよ。

ただし、「モノを大切にする」ことだけを強く意識づけるのもよくありません。汚したり、破いてしまったり…を気にし過ぎては、子どもはのびのびと遊べないもの。

​ダメになった服はすぐ処分するくらいのおおらかな気持ちで、家計に無理のない「服育」を楽しみましょう。

ママにとっても、子どもの成長を計るバロメーターに

子どもだけじゃなく、ママにもたくさんの学びや発見をもたらしてくれることが「服育」の魅力。

特に一人目の子どもを育てるママはつい必要以上に手をかけ過ぎてしまうものですが、これまであなたが手伝っていたコーディネートやお着替えを、おもいきって子どもに任せてみてください。

​最初はつたなくても、少しずつ着こなしが上手になっていく姿から、子どもの潜在能力や成長の速度を実感できるはずです。

子どもの“できる”が広がれば、毎朝のママの忙しさもうんと楽に

例えば、育児の疲れなどから上手にコミュニケーションをとれない時期が来ても、子どもの選ぶ服が、その時に好きな色やモノを代弁してくれます。

小さな心の変化や成長を理解しながら、またゆっくり距離を縮めればいいんです。

成長の喜びを実感できる「服育」から、家族の「福」も一緒に育てられたら素敵ですね♪

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