01.23 2026

キワミが学ぶ探検の森・・夢の世界で出会う知る知る体験物語
すっかり寒い季節となり、森の表情もかわってきました。四季折々各季節に応じた養生について学ぶ今回は「冬」。”体を芯から温める”ために必要なことは何でしょうか。

登場人物紹介

  • キワミ

    【物語の主人公】
    最近気持ちにからだがついてこないのが悩みの種。趣味の遺跡巡りのためにも体力をつけたいと思っている。

  • 満ちるセンセイ

    【森の学校の先生】
    中医学を通してみんなの満ちる毎日を応援している実は天然キャラ。

  • イヤシンス

    【キワミの応援隊長⁉】
    夢の中に出てくる謎のキャラ。

キワミの独り言

最近寒くてますます家からでなくなっている。家でもこたつから抜け出せなくて、じっとしていることが増えているな…。そのままうたた寝しないように気をつけてはいるものの…風邪を引いたり体調も崩しやすくなるので、何かできること考えなくっちゃ…

夜が更けぬくぬくと温かい布団で眠りについたキワミ…

森の学校はいつもと変わらず♪

キワミ
満ちるセンセイこんにちは。すっかり寒くなりましたね。
満ちるセンセイ
キワミさん、寒いからってお家に閉じこもっていませんか。
キワミ
寒いので外に出るのが億劫になっています。お家ではこたつからなかなか抜け出せません。動かなきゃとは思っているんですけど…(><)
満ちるセンセイ
冬は「蓄える季節」ともいわれるので、無理に動かないとと負担に思わなくてもよいですよ!あっ!でもきわみさんの場合そうすると全く動かなくなりそうですね。(笑)「無理に動かなくていい」からと安心しないでくださいね(*^-^*)冬は軽めに動いて巡りを良くしながらエネルギーを貯めて欲しいんです!
キワミ
エネルギーを貯める??
イヤシンス
パワーチャージ!パワーチャージ!

冬は腎を養う季節

体を温め腎を養い、エネルギーを蓄えることが大切!

満ちるセンセイ
冬は寒さで弱りやすい“腎を養う”のがポイント。よく寝て、よく温めて、腎に良いものを食べましょう。“冬は軽めに動く”のが良いと言われています。動物が春に備えて冬眠するように、私たちもエネルギーを消耗し過ぎず蓄えましょう。
キワミ
「腎を養う」って??冬は腎臓に良いことをするのですか?
満ちるセンセイ
中医学で言う「腎を養う」というのは、臓器としての腎臓という意味でなく、成長、発育、生殖、老化、生命力を司っている「腎」の働きを高めることです。「腎」は生命エネルギーの貯蔵庫のような存在。冬に「腎」を弱らせないことが、若々しく健康でいることに繋がるんですよ(*^-^*)
満ちるセンセイ
キワミさん覚えていますか?前回も出てきたこの図!今回は冬に注目しますね
五臓六腑の図 【冬】腎・黒(色)・恐れ、驚き(感情)・塩辛い味(味)
キワミ
冬といえば「腎」とありますね!
満ちるセンセイ
そうです。秋は「白い食材」と覚えたと思いますが、冬は「黒の食材」と覚えてくださいね。黒い食材は「腎」のサポートに良いと言われています。
イヤシンス
冬は「黒」 黒豆・黒ごま・黒きくらげ…
キワミ
食材を「色で覚える」なんて中医学って面白いですね!
満ちるセンセイ
他にも腎に良い山芋、さつま芋、ブロッコリー、くるみ等も良いですよ、冬は鍋料理やシチューなど体を温める料理もおすすめです。
キワミ
鍋料理大好きです!体が温まってほっこりします♪
満ちるセンセイ
鍋料理を囲みながら心も体も温まって、元気のパワーをしっかり蓄えたいですね。

冬の【生活養生】 冷やさず、静かに

満ちるセンセイ
では次に冬の普段の生活の中で気をつけたいことをみていきましょう。

生活養生 ― 冷やさず、活動を控えめに
• 早寝遅起き:太陽のリズムに合わせて、夜はしっかり休む
• 下半身の保温:腰・お腹・足首を冷やさない。お風呂・足湯で体を芯から温める
• 気持ちを静める時間を持つ(瞑想・読書など)
• 徹夜・過度な運動は控える

キワミ
「早寝遅起き」??
満ちるセンセイ
気づきましたか(笑)中医学では、冬の睡眠リズムの基本はまさに「早寝遅起き」です。これは怠ける意味ではなく自然界の“陰陽のリズム”に合わせる養生法なんですよ。

なぜ冬は「早寝・遅起き」が良いのか?

昼が短く夜が長い冬は温める力になる陽気が少なく、冷えやすい季節だから

夜更かしせず早く寝ることでエネルギーの消耗を防ぎ、春からの活動がスムーズになります。 
日の出が遅い冬に早起きすると、まだ外が寒く、体が冷えやすくなります。

満ちるセンセイ
キワミさんも夜更かしをやめて睡眠をしっかりとってエネルギーをためてくださいね。
キワミ
ついついこたつでうたた寝してしまうこともあるので・・気を付けます!
満ちるセンセイ
ではここで冬にお勧めしたい運動をご紹介しますね♪

冬の【運動養生】 ゆっくりと「気」をめぐらせる

太極拳・気功・ヨガなど、呼吸を意識したゆるやかな運動がお勧めです。激しい運動でエネルギーを消耗しないように注意しましょう。

<ポイント>ゆっくり息を吐きながら背中を丸め、吸いながら反らす

【猫牛のポーズ】
• 腰と背中をやさしく動かすポーズです。
• 腎を含む下半身の血流を促進し、呼吸と動作を連動させるので体が温まります。

満ちるセンセイ
冬の養生としてヨガを行う場合、汗をかき過ぎず、ゆっくり呼吸を意識しましょう。「腎を温める」・「腰や足を冷やさない」・「気血を巡らせる」ことに繋がる「猫牛のポーズ」はお勧めですよ(*^-^*)
キワミ
いきなり激しいポーズはできないので、ゆっくり始めるのにちょうど良いです♪何回もすると温まってきました!
イヤシンス
ヨガでぽかぽか♪

体を温め、腎の働きを高める食材を摂り、エネルギーを蓄えることが冬の養生のポイントです。  無理をせず、温かく、静かに、自分をいたわることを忘れずに、春以降の元気の“種”を蓄えましょう。

夢から覚めたキワミ・・・白湯を飲みながらホッと一息、冬の冷たい空気を感じながら、お気に入りのセーターに手を通しゆっくり出かける準備を始めます。

~知る知る満ちる~ 自分のことを知ることでより豊かに満ちていく・・きわみの探検物語は続きます。

・・・お・ま・け・・・

中医学の「陰陽」って何?

陰(いん)=静・冷・内・暗いなど
陽(よう)=動・熱・外・明るいなど

中医学では、この2つの対立する性質が常にバランスを保つことで生命が成り立つと考えます。

◆陰陽説◆
自然界にあるすべてのものが「陰」と「陽」という反対の性質を持つものに分けられると考えられています。1年で見ると春と夏が陽、秋と冬が陰となり、1日で見ると朝と昼が陽、夕方から夜が陰となります。

満ちるセンセイ
朝と昼は活動の時、夜は休息の時など、陰陽のリズムに合わせた暮らしを心掛けましょう。
キワミ
はい!リズムに合わせた生活を心掛けたいと思います♪
満ちるセンセイ
冬が終わり春になると、森にも花が咲き動物たちも動き出す季節ですね!きわみさんも春は遺跡巡りなどそろそろ行動を起こしたくなるのではないですか?
キワミ
冬も好きですが、キレイな花が芽吹く春になるのも待ち遠しいです!気候もよくなるので外に出る機会を増やして遺跡巡りにも行きたいです(*^-^*)
イヤシンス
次回【第4回】は「春の養生編」です。お楽しみに♪

中医学監修:
国際薬膳調理師 【薬膳教室 一葉主宰】 福山博美先生 

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