08.28 2020

  • ていねい通販 ブランド企画部

    スタッフ 尾中

    こんにちは!ていねい通販の尾中です。

    すっかり生活に定着したソーシャルディスタンス。感染対策に必要な“距離感”がなんとなくつかめてきたものの、我が家が今、見つめ直しているのが“心の距離感”。

    それは、なぜかというと…。 家で一緒に過ごす時間が増えた分、うちのやんちゃシスターズのケンカがいつも以上に増えて、増えて…(笑)。

    昔に比べて冷静に対処できるようになった私でも、いざ子ども同士がケンカを始めると、どう折り合いをつかせるかは毎回頭を悩ませてしまうもの。

    一応、我が家なりのルールがあるのですが、「世間のママさんたちはどうしているんだろう…?」ってことで、今回は子どものケンカや仲直りについて考えてみました。

お友達とのケンカ。子どものママは何を考える?

子どものケンカと言っても、大きく2つに分けられるのはその相手。ひとつは家族である兄弟・姉妹、そしてもう一方はお友達です。

兄弟や姉妹でのケンカはおうちの中だけの話で済むのですが、やはりお友達となると相手のママさんにも気を遣っちゃいますよね…。
 
では、子どものケンカは何歳くらいから増えてくるのでしょう?それぞれの成長の度合いにもよりますが、自己主張が強くなると言われるのは3歳くらいから。

ちょうど保育園・幼稚園での集団生活が多くなる時期なので、周囲に対して自分を出そうとする意識が高まるのかもしれません。

ケンカは自己主張の表れ。成長のひとつだと前向きに考えてみて

その後は感情のコントロールが上手になり、少しずつケンカの頻度も減るそうですが、やはり子どもの心は未成熟。小学校の低学年まで衝動的なぶつかり合いはよく見られるのだとか。

だったら「ケンカを防ぐ」ことに必死になるよりも、時には「ケンカはあるもの」と大らかな気持ちを持って、仲直りの後にある“絆の深まり“や“お互いの成長”を優先するのもいいんじゃないでしょうか。
 
子どもの年齢や相手との関係性などによって、ママが考えるべきことや取るべき行動は様々だと思いますが、やんちゃシスターズに日々振り回されている(?)我が家のルールを参考に紹介しますね。

お友達とのケンカ。“我が家”的こんなことが大事かも!

■「絶対にいけないこと」の線を引く
例えば、おもちゃを相手に放り投げたり、わざと相手の大事なモノを壊したり…などはもってのほか。ケンカは子どもが成長するための学びの源ですが、事故やトラブルにつなげてはいけません。
“万が一”のことを考えて、「絶対にいけないこと」はしっかり伝えるようにしています。
 
■素直な想いを伝え合える場づくりを
ケンカの始まりには、何かしらの原因があるもの。「何に対して怒ったのか」を理解し合うことが、今後のより良い関係につながります。
「急におもちゃを取られて嫌だった」という原因、「一回遊ぶまで待ってほしい」という要望、「先に背中をドンしてごめんね」という反省など、想いを伝え合える場づくりを心がけています。
 
■ママ同士でのルールを決めておく
子ども同士がよく遊ぶママ友たちとは、「ここまでは見守ろうね」というルールをつくり、お互いに納得できる関係性を築いています。
お友達同士のケンカはママも人づきあいを学ぶチャンスだと、前向きに考えたいですね。

素直に“ごめんね”が言えるようになるために必要な力とは

子ども同士にケンカはつきもの…と言っても、人づきあいが上手であるに越したことはありません。

では、コミュニケーションの上手さや、自ら“ごめんね”を言える素直さを育てるには、どんな力が必要なのでしょうか?
 
そのひとつと言われるのが、自分の気持ちばかりを主張せず、相手を受け入れ、共感することのできる「聞く姿勢」です。

親子のコミュニケーションを楽しみながら、「聞く姿勢」を育てよう

こうした力を身につけるには、“聞くことの楽しさ”を実感してもらうのが一番。絵本の読み聞かせもいいですが、大好きなママの経験談を聞かせてあげるのもオススメだそうです。
 
普段はとても身近だけど、小さい頃のママは子どもにとって不思議と遠くに思える存在。昔のアルバムを開きながら思い出話をしてあげると、興味津々で聞いてくれるかも!

「この子はね、同じスミレ組のみっちゃん。2人とも目が赤いのは、実はケンカをして泣いた後だから(笑)」

「えっ、そうなの!?ちゃんと“なかなおし”できたの?」

「もちろん!ママはお友達とケンカすると、いつも自分から“ごめんね”を言うの。だって、その方が仲良しの時間がいっぱいできるもの」

「…うん。あしたようちえんについたら、すぐにこうちゃんに“ごめんね”っていうよ」

「おっ!じゃあ、明日は一日中、仲良しでいられるね」

「…でもさ、ちょっとれんしゅうしたいからさ、ママ、ぼくに“ごめんね”ってしてくれる?」

「あれっ、たっくんから言うんじゃないのね…」

兄弟ゲンカは、最も身近な社会学習の場

ケンカを学びの場ととらえると、兄弟(姉妹)ゲンカは社会を知る最も身近な場かもしれません。

自分より弱い相手にどう向き合うべきか?目上の存在に対していかに自分を主張するか?大人になっても役立つヒントがたくさん隠されています。

素直な感情をぶつけられるのも家族だからこそ。ケンカの後はすっきり仲直り♪

そして子どもの成長を見守るママは、両者にとって平等な存在でありたいもの。

「お姉ちゃんだから我慢しなさい」、「妹なんだから言うことを聞きなさい」といった決めつけで無理やり終わらせるのではなく、お互いが少しでも納得できるよう気長に待つようになりました。
 
きつく当たられても我慢する長女の優しさや、なんだかんだでお姉ちゃんを立てる次女の可愛さ…。昨日とは違う姿を見るたびに、姉妹ゲンカも悪くないかな…なんて思ったりして(笑)。
 
そんな母心を知らない我が家の子どもたち。最後に長女から今朝もらったありがた~い言葉を紹介しましょう。
 
「ママ、もうちょっとパパに優しくしたら?だからいつもケンカになるんだよ」。

ていねい通信トップに戻る