子どもの自由な感性にビックリ! 遊びの延長でアートを楽しもう

03.28 2019
こんにちは!ていねい通販の尾中です。
ぽかぽか陽気が続く近頃、すっかり春を感じますね。やはり年度始まりは気分がリフレッシュするもの。新しい何かを始めるにはもってこいの季節ではないでしょうか?
実は私も学生時代から、4月になるたびに新しい目標を立てていたひとり。昔の手帳を開くと毎年4月の始まりのページには、「英語が話せるようになる!」、「料理のレパートリーを3倍に増やす!」など、いろんな目標が赤ペンで大きく書かれていました。それぞれ実現できたかどうかは…皆さんの想像にお任せします(笑)。
そして今、私が挑戦してみたいなぁ…と思うのはアート。色とりどりの春の景色が私の小さな小さな“芸術魂”をくすぐるんです。

実は以前から興味を持っていた分野のひとつなんですが、なんだか敷居が高い気がして一歩踏み出せなかったんですよねぇ。
そんな私の背中を押してくれたのが、壁にまでクレヨンを塗っちゃうくらいお絵描き大好きな7歳の娘。子どもと一緒に楽しめるアートがあれば、私も無理なく始められると考えたんです。
では今回は【子ども×アート】の魅力に迫ってみましょう♪
子どもはアートの楽しみを教えてくれる先生
私たちがアートに敷居の高さを感じてしまうのは、“作品”としてのクオリティを無意識のうちに求めてしまうせいかもしれません。
ですがアートは人に評価されるものでなく、創作を楽しむもの。どんなに高名な芸術家でも、最初はみんな初心者。まずは思い思いに、描くことや作ることを楽しみたいものです。
そう考えると自由な感性を持つ子どもは、アートの楽しみ方を実践してくれる良いお手本。既存のイメージに捉われない色使いや、意外なテーマや素材を取り入れる発想力など、遊びと創作をミックスできる天才なんです。

また、口では上手に言い表せないことが絵や形で伝わってくるのも、子どもとアートを楽しむ醍醐味。叱った後のママの頭に角が生えていたり、おいしかった昨夜のハンバーグを何より大きく描いたり…。
その時の気持ちや感情を素直に表せる子どもは、コミュニケーションツールとしての面白さも私たちに教えてくれます。
もちろん、知性や思考力、創造力の向上など、アートが子ども自身に与える好影響もいっぱい。では気軽に始められるアートをいくつか紹介してみます。
☆初心者にオススメのアート体験
①道具の使い方も学べる塗り絵
・色鉛筆、クレヨン、水彩絵の具など、道具によって違う塗り方を学ぼう。布に使える染色ペンもオススメ
・自分で色を塗れる絵本やパズルも人気。塗り絵に“読む”や“つくる”をプラスして楽しさアップ!
②さまざまな素材を楽しむ貼り絵
・集める、切る、組み合わせる…。いろんな素材を使ってひとつの絵を作る貼り絵は楽しみ方がいっぱい
・紙やカラーフィルム、毛糸、布、自然の草花まで…。見て、ふれて、素材の違いや特性を学べる
③お手軽オーブン陶芸は実用性も○
・自宅のオーブンで楽しめるキットを使えば、準備が大変な陶芸も手軽に始められる
・“作る”を“使える”にできる実用性もGOOD!作品への愛着によりモノを大切にする心も育つ
子どもにもママにも、絵本はアートの入り口
アートのもうひとつの楽しみ方と言えば“眺める”こと。小さな子どもにとって一番身近なアートと言えば…、そう、絵本です!
さまざまな色使いやタッチのイラストに親しめるだけでなく、キャラクターの表情や背景を通して、伝えたい情景をどう表現すればいいのかが自然に理解できます。

さらに意外に数多く見つかるのが、美術作品や美術館を題材にした絵本。誌面上で世界の名画を鑑賞できたり、美術館の回り方がストーリー的に解説されていたりと、親子で一緒に学べる内容となっています。
絵本はアートの入り口であり、その奥深さを学べる教科書でもあるんですね。
「のんちゃん、今日も上手にお絵描きできたね。お空が黒いから雨の日の絵かな?」
「うん、昨日のおうちの絵。ママとのんちゃんとマロン。てるてる坊主も描いたの」
「あれ?のんちゃんとマロンはなんで眉毛が下がってるの?」
「だって雨でお散歩に行けないから。悲しい顔の時は、まゆげをこう描くんだよ」
「そっか。今日はお天気だから、次は笑った顔が描けるといいね」
子ども向けのイベントもいっぱい。いざ美術館デビュー!
アートへの興味がふくらむと、本物の作品を間近で確かめたくなりますよね。では、次のステップはいよいよ憧れの美術館デビューです。
「小さな子どもを連れていって大丈夫?」と考えているママもご安心あれ!
数多くの美術館で定期的に子ども向けの常設展や体験イベントが開催されているほか、中にはおもちゃをテーマにした美術館や触って遊べる作品を展示している美術館もあり、子どもに対して門戸が広がっているのです。

何より心強いのが学芸員さんをはじめ施設で働く方々も、美術館を“社会活動と教育の場”と捉えてくれていること。「美術館デビューをしたい」と考える親子をサポートする動きも広がりを見せています。
だからこそママも「館内を走り回らない」、「お話する時は小さな声で」など、美術館デビューに向けて最低限のマナーは子どもに伝えておきたいもの。
五感も創造力も心も育つ…。そんなアートの楽しみ方はいかがですか?