暮らしの中にある【カタカナ語】の面白さ。その意味を知れば、時代の動きも見えてくる⁉

05.30 2023
カタカナ語と和製英語はどう違う?
ここ数年、聞き馴染みのなかった英語の言葉が、身近でよく聞かれるようになりました。
例えば、コロナ禍から広がった「ソーシャルディスタンス」や「テレワーク」も、いつの間にか日常会話で使っていたり…(笑)。
最近で言えば、SNS上で影響力のある人を指す「インフルエンサー」、いま話題の“多様性”を表す「ダイバーシティ」なども、テレビや雑誌で毎日のように見聞きする言葉のひとつですよね。
こうした日本人の発音・話し方で使われる英語(外国語)は【カタカナ語(カタカナ言葉)】と呼ばれ、社会の情報化や新型コロナウイルス感染症の世界的流行など、時代の変化とともに広がっているみたいなんです。
また、災害が発生した時には「ライフライン」が注目されますが、こちらは英語をヒントに日本人が生み出した造語。
こんな海外で通用しない和製英語(和製外国語)も含めて、【カタカナ語】ととらえる人も多いそうです。

…むむっ。時代の変化とともに【カタカナ語】が定着するということは、新しい言葉をチェックしておけば今後のトレンドがわかるのでは?
ニュースや情報番組を楽しく観るためにも、ここはいくつか次に来るだろう言葉を覚えておきますか!
Z世代ではもう常識。「タイパ」で毎日をスマートに
まずは、日常的によく使われそうな「タイパ」から。
これは最近の若者…いわゆるZ世代から広がった言葉で、「タイムパフォーマンス」を略した言葉です。
その意味はとてもシンプルで、“かしこくて効率的なお金の活用=コストパフォーマンス(コスパ)”を時間に置き換えたもの。
別々の用事をうまくまとめて一度に終わらせた時などに、おっ、タイパいいじゃん!…な~んて言っちゃうワケです。

最近では「タイパ向上」の方法として、動画(映画やドラマを含む)の倍速視聴なんかも有名ですよね。
家事や育児、仕事に趣味…と、忙しい毎日を送るママや女性にとっても「タイパ」はぜひ注目したい言葉。
例えば、こんな行動で「タイパ」を上げてみてはどうですか?
いろんな工夫でタイパ向上!
オーディオブックで読書など、“ながら時間”でできる趣味を楽しむ
SNSのハッシュタグ(#〇〇〇)を活用して、興味のある情報だけをまとめて収集する
同僚やママ友と“おすそ分け日”をつくって料理の品数を減らす
安さではなく近さ・早さを優先して、買い物先を選ぶ

気負わない自分で、「レジリエンス」を高めよう!
お次の注目カタカナ語は、ちょっと落ち込んだ時に思い出してほしい「レジリエンス」。
回復力や弾力などを意味する英語=resilienceが元の言葉で、心理学において“不利な状態から自分をしなやかに回復させる力”を表します。
簡単に言えば、沈んだ時の反動で心を元気に弾ませよう…ってことですね。

この「レジリエンス」はすべての人が持っているものですが、自分の考え方や周りの環境によってその力が働くかどうかも変わるんだとか。
…ふむ、だったら考え方を柔軟にして、マイナスをプラスに変えればいいのかも。
仕事にプレッシャーを感じた時は、大事な役割を任された状況を自信にする。
子育てに疲れた時なら、めいっぱいの愛情を注げる存在がいることに幸せを感じる。
こんなふうに考え方を逆転すれば、なんだか元気になれる気がしませんか?
それでも気分が晴れない場合は、素直に周りの人に救いを求めるのもひとつの手。
頑張った分だけ、たくさん甘えちゃいましょう!
「アクセシビリティ」で未来はやさしくなる
最後に紹介したいカタカナ語が「アクセシビリティ」です。
もともとは“使いやすさ”や“近づきやすさ”を意味する言葉で、近年ではIT業界を中心に“誰もが気軽に利用できるモノやサービス”を表す用語として使われています。
このアクセシビリティを追求して作られているモノの代表格がスマートフォン(スマホ)。

目が不自由な人のために文字の拡大や読み上げができる、手が不自由な人でも音声だけで文字入力や情報検索が行える…など、すべての人が快適に扱える機能を持っているんです。

高齢化や国際化がますます進むと言われるこれからの日本。
身体的な問題や言語の壁によって、私たちが“普通にしていること”を困難に思う人が増えるかもしれません。
便利なモノを生み出す専門力はなくても、誰かの“困った”に気づくことは私たちにもできる…。
ちょっとした心配りを意識するだけで、「アクセシビリティ」が充実した地域づくりや職場づくりは実現できるのかも。
ひとりが身近な人を思い、その人がまた身近な誰かを思えば、小さな「アクセシビリティ」の輪も大きく広がっていくはず。
やさしい未来をみんなでつくりたいですね!
ぜひ記事の感想を聞かせください(*^^*)
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