心や体のモヤモヤ、抱えているのは私だけ…?「座談会」を通してみえてきたこと

12.13 2021
ていねい通販のスタッフがフェムテックについて学び、体験し、理解を深めていく「フェムテックプロジェクト」の第3回。
前回まで、女性特有の体や心の「ゆらぎ」について理解を深め、フェムテックについて学んできました。今回は、フェムテック製品の販売などを行う「fermata」さんをゲストにお迎えして、ていねい通販の女性スタッフで行った「座談会&ワークショップ」の様子をお伝えします。
これまで感じてきた体や心のモヤモヤ経験や、フェムテックアイテムを実際に使ってみた感想のシェアを通して、気づいたことや具体的なアイデアなど、たくさんの意見が飛び交いました。さあ、どんな話題が出てきたでしょうか?
若手も先輩も含めた、参加メンバーを紹介します!
「座談会&ワークショップ」に参加したのは、社内で呼びかけて集まった希望メンバー(女性)です。「先輩チーム」と「後輩チーム」の二つに分かれて、ざっくばらんに話し合いました。各チームについても、少しずつですがご紹介しますね。
後輩チーム メンバー紹介!
20代~30代が中心のメンバー。仕事や趣味にも全力投球!とはいえ、体調や体の大きな変化も感じる時期で「自分だけ悩んでる?」「みんなはどうしているんだろう?」と抱え込みがち。

\ それぞれのメンバーから一言 /
◇ 不調を感じても、気の持ちようで乗り越えてきました。
◇ これまで「生理による不調」を感じたことは特にないんです。
◇ 雨の日は、低気圧を察知して頭痛を起こしやすくてつらくて…。
◇ 日常的に「生理による不調」に向き合ってきました。
◇ 最近ネットで、ホルモンバランスの女性の体への影響について調べたところ。
先輩チーム メンバー紹介!
40代〜50代が中心のメンバー。趣味などで毎日を上手に楽しむ一方、年齢を重ねたことによる体や心の悩みもチラホラ……。

\ それぞれのメンバーから一言 /
◇ PMSには40代になってから気づきました。30代は気合で乗り越えていたな〜。
◇ 最近、漢方に興味が湧いています!
◇ 40代以上の女性の悩みを共有するような会を社内で主催していました。
◇ 若い頃から、ホルモンバランスが崩れがち。生理の時は調子が悪くなります…。
◇ そろそろ生理を迎える思春期の娘が2人います。
体や心のモヤモヤをどう感じるかは、同じ女性でも一人ひとり異なるもの。あなたはどうですか?
「座談会&ワークショップ」は、オンライン上で実施。座談会では、先輩チーム、後輩チームに分かれて、自分の体や心のモヤモヤとどう向き合っているかなど、チーム内で問題や悩みを共有しました。
後輩チームは、体の不調が出やすい方もいれば、今まで悩んだことがない方までいるという、女性の中でも個人差があることが一番の気づきに。悩みが多い方の中には、不調になるタイミングが予期できないことがつらいという声もありました。これまで自分でしてきたケアを「当たり前」だと受け入れていたので、不快感があっても「こういうものだ」と捉えて、特に疑問視をしてこなかったケースもあるようです。

先輩チームでは、年齢に伴う体調の変化に話題が集中。10〜20代までは、不調を感じることは少なくても、30〜40代になって苦しくなってきたという声や、またその逆で、年齢を重ねるごとに楽になっているという方も。しんどさを感じる理由が、ホルモンバランスによるものなのか、ただの疲れなのかわからないという声や、婦人科を探しても、初見ではどこがいいのか選びにくいという声も出ました。

フェムテックアイテムを初体験実際に使ってみて、どうだった?
ううむ、いろんなお悩みをみなさん抱えていらっしゃいますね…。
そして、そんなお悩みを解決するために生まれたのが、フェムテックアイテム。座談会にご参加いただいたみなさんには、「フェムテックアイテム体験ボックス」をお渡しして、興味のある商品を事前に使っていただいています。

次のトピックでは、フェムテックアイテムを体験した感想をみんなでシェアしました。
デリケートゾーン専用ウォッシュ
・見た目がオシャレでかわいい! 気分が上がります♪
・お風呂場に置いていても、デリケートゾーン専用という感じがまったくなく、家族に見られても恥ずかしくない。
デリケートゾーン保湿オイル
・パッケージがかわいらしく、抵抗なく手に取れそう。
・とてもいい香りでオイルなのにベタつかず、使い心地の良さに驚きました!
吸水ショーツ
・おりものが気になるときに使用しましたが、通気性が良くて不快感がなく、ストレスフリーでした。
・月経時、量が減ってきたタイミングからサニタリーショーツとして使用していますが、蒸れることもなく快適です!
後輩チームでは、フェムテックアイテム体験を通して、こんな解決方法があるんだ! という喜びの声を数多くいただきました。
ただ、「アイテムを見るだけでは使い方や使用感が想像できないので、使用した人の感想を聞いて選びたい」「商品を試す前の不安を解消できるともっと使いやすい」という意見もありました。また、女性の体の変化やホルモンバランスに関して、女性同士で話せる場や知れる機会がもっとほしいという声も。
生理や女性特有の体や心のゆらぎについて話すことをタブー視しない雰囲気が大切。女性同士で意識を共有するだけでも、さまざまな発見がありそうです。

先輩チームでは、更年期を迎えるときの不安や対策について話題が上がりました。吸水ショーツに関しては、「生理中だけでなく、妊娠前後や老化対策として、尿漏れを気にしているときにも使えるのがいい」「解決アイテムが多いほど自分に合うものが見つけやすく、いい流れになってきている」という声もありました。
考え方や発想の転換が大切だという意見も。社内で「40代以上の女性の悩みを共有する会」を開催している方や、婦人科へ定期的な通院をされている方など、前向きに行動をされている方の実例はとても参考になりました。
先輩チームでも、「今回のような話せる場があることで、抱えていたモヤモヤを客観視できた」「こういう環境が継続的にあれば楽になれるかも」という声が出ました。

体や心の悩みやモヤモヤ、フェムテックの話はなぜ人に伝えづらい?
続いては、ワークショップへ。体や心の悩みやモヤモヤ、フェムテックの話題はなぜ人に伝えにくいのか、身近な人への伝え方はどうすべきかについて、具体的に意見を出し合いました。
ワークショップで出たスタッフの意見を一部ご紹介します。


後輩チームでは、仕事にも影響が出やすい、PMS、妊娠・出産がメインのトピックに。「特に妊娠・出産や病気の症状などに関しては、全ての女性が経験するものではないため、話題にしていいか迷う」「自分だけの感覚かもしれないので、他人に共有することへの不安がある」「仕事仲間の中でも関係性によって、伝えやすい人とそうでない人の境界線がどうしてもある」といった声もありました。これらの問題を解消するには、体の不調について気兼ねなく話せるような社内の環境が大切だという意見も。
個人個人が不安の解消方法について学ぶことは、もちろん大事。それと同じくらい、会社や組織が仕組みや環境づくりに取り組むことが、これからの時代は必要なのではないかという話に、チーム全体がまとまりました。

先輩チームでは、具体的にどんなシチュエーションがあるのか、想定を出し合って考えました。その中で、それぞれ抱えている生理・更年期・出産前後に起きる問題について伝えるには、親しい友人や家族、同じ悩みにある境遇の人に向けて、体験談を含めて話すことならできそうだという話題に。「まずは自分の悩みを自己開示すること、そうすれば相手との心の垣根は低くなるかもしれないのでは」という発言には、みんな思わず頷きました。

自身や仲間の不調に気づいて行動する。少しの勇気が、過ごしやすい環境をつくる一歩に

今回の「座談会&ワークショップ」の中で、自身の体験や気持ちを共有することで、みなさんの表情がどんどん明るくなっていくのがわかりました。「自分だけじゃない」ことがわかるだけでも、人は気持ちが楽になるのかもしれません。
それがわかれば次の段階です。ゆっくり話を聞きたかった、時間が足りない、もっと深い情報や正しいケア方法を知りたいという積極的な声も多くありました。
発見や気づきを経た後は、具体的にどう動いていくかを考えていけそうです。自分の環境を変えるためには、周りにも働きかけてみること。自身の体験やフェムテックについて得た情報を、周りに伝えることや、一緒に働く仲間の不調に気づき行動していくことで、みんなが過ごしやすい環境を生みだすことにつながっていくはずです。
フェムテック、みなさまご存知でしたか?「初めて知った!」や「これってどうなの?」など、ご感想でもなんでもお聞かせください(#^^#)
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