対面の場が増えてきた今、【言葉遣い】を再チェック!お互いが温かくなれるコミュニケーションを考えよう。

11.29 2022
3つの敬語の違いを知って話し方をスマートに
長引くコロナ禍の中、対面での会話が減ったここ数年。電話やメールでのやりとりに加え、オンラインを使ったモニター越しのコミュニケーションも当たり前になりました。
でも、久々に顔を合わせてみるとマスクのせいか、はたまた緊張のせいなのか、上手に会話のキャッチボールができない時ってあるんですよねぇ。
これからは忘年会や帰省などで人と会う機会が増える季節。
スムーズで正しい【言葉遣い】ができる方が、老若男女を問わずにたくさんの人との会話が楽しめるってものです。
そこで今回はこの言葉遣いをテーマに、まずは基本となる敬語の使い方から再確認しちゃいましょう!
基本の敬語
敬語は細かく分別すると5種類に分けられますが、とりあえず押さえておきたいのは基本の3つ。
たしか子どもの頃に国語の授業で学んだ気もするけれど…。皆さんはその違いを覚えているかしら?
①尊敬語:
人(相手)の動作や状態、持ち物などを高めて表現すること
例:召し上がる、いらっしゃる、おっしゃる、お荷物、ご子息、御社・貴社 など
②謙譲語:
自分の動作や地位などを低くして(へりくだって)表現すること
例:いただく、伺う、申し上げる、承知する、弊社 など
③丁寧語:
人(相手)への敬意を込めて語尾などを丁寧な表現にすること
例:駅はあちらです、私が〇〇でございます、今から帰ります など

正しい敬語はマナーのひとつとは言え、あまりかしこまり過ぎるとお互いの間にカベをつくってしまうことも…。
相手との距離感やその場の雰囲気を見ながら、言葉遣いの良いバランスを探してみてくださいね。
少しの言葉を足すだけで、気持ちが伝わる
忙しい時の言葉遣いって、ついついぶっきらぼうになっちゃいますよね。
必要なことだけを端的に伝える…、確かにそれはムダがなく効率的ですが、相手側から見ると少し冷たさを感じてしまうかもしれません。
同じような内容の会話でも、表現をやわらかくしたり、相手を思いやる言葉を添えるだけで、受け取る側の印象も大きく変わるはず。

公私ともに忙しくなる年末年始に向けて、ぜひ実践してみたいですね。
言葉遣いを少し変えるだけで伝わり方が変わる!
【例】否定を肯定の形に
「明日しか行けないよ」
⇒「明日で良ければ行きたいな」
【例】断り方をやわらかく
「今、忙しいから無理」
⇒「今は手が離せないけど、〇時なら大丈夫!」
【例】相手を称えてみる
「前回と同じ形で頼むね」
⇒「前回が良かったから、また同じように頼むね」
【例】相手を思いやる
「もう少し頑張ろうよ!」
⇒「まだ大丈夫なら、もう少し頑張ってみない?」

語彙力が高まれば、言葉遣いの幅も広がる
会話やメールに限らず、「もっと別の言い方はないかな?」と思うことありませんか?
例えば、仕事関係の相手ならば正しく丁寧な言葉遣いを、また子ども相手に話す時ならば、より簡単で理解しやすい言葉遣いに気をつけたいものです。
相手やTPOに合わせて上手に言葉を選びたい場合、大切になるのはやはり「語彙(ごい)力」。
知っている言葉が多ければ多いほど、コミュニケーションの選択肢も広がります。

では、語彙力はどうすれば鍛えられるんでしょうか。
手軽にできる語彙力トレーニング
読者層の違う雑誌を読んでみる
語彙力アップの基本はインプット。雑誌系のサブスクを活用している人は、いつもと違うジャンルの本をのぞいてみましょう。
年代や性別など、読者層によって違う言葉や表現が参考になるはず。各分野のトレンドもわかって意外と面白いのです。
昔に愛用していた辞書を活用する
子どもの頃や学生時代に愛用していた国語辞典。再利用を兼ねて、1日1ページずつ目を通してみるのもオススメ!
普段から使っている言葉にも、また違う意味や使い方があったりして、いろんな発見が楽しめますよ。
定期的なアウトプットで頭に定着
覚えた言葉をしっかり記憶できるように、定期的にアウトプットしてみることも大事です。
例えば、日記ならば毎日の積み重ねになりますし、一度は使ってみたかった言い回しなんかも気軽に試せます。

メッセージアプリの会話、どう終わらせる?
スマホ時代のコミュニケーションツールとして、多くの人が活用するスマホのメッセージアプリ。
場所や時間を気にせずやりとりできる一方、文字だけだと会話中の空気が読みづらいことも…。
そのせいか、会話を終わらせるタイミングに悩んじゃう時がありますよね。
スタンプを使える相手だと便利ですが、そうでない場合は次の行動や予定を伝えてみるのはいかがでしょう。
「じゃあ保育園のお迎えに行ってくるね…」「明日も早いから今日はもう寝ようかな…」なんて言葉があれば、スマートに会話を終わらせられるかもしれません。

もちろんメッセージを受け取る側も、そんな言葉のニュアンスを汲み取ってあげることが大切!
「じゃあこの辺で。また今度ね!」とハッキリ“終わる宣言”をしてあげるだけで、相手も気兼ねなく会話を終了できます。
気持ちに寄り添う言葉遣い&心遣いの二刀流で、冷え込む季節にもほっこり温かいコミュニケーションを楽しんでくださいね~。
ぜひ記事の感想などお聞かせください(*^^*)
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