色めく春こそ【和菓子】の世界を楽しもう。見て、作って、味わって、おいしい笑顔が満開!

03.25 2022
いつの時代も人はみんなお菓子が好き!
色めく春をはじめ、美味しさと美しさで四季を感じられる和菓子。
日本人は古代から木の実や果物を間食として楽しんでいて、それが「菓子」という文字の由来と言われています。
すでに縄文時代にはすり潰した木の実を丸く固めた、団子のような加工食品があったというから驚きですね。
その後は遣唐使が持ち帰った「唐菓子」によって、和菓子の素材や製造方法は広がっていき、茶の湯文化が栄えた鎌倉時代、南蛮菓子が渡来した安土桃山時代、平穏な暮らしが過ごせるようになった江戸時代と、時代の流れとともに和菓子は大きく進化していきます。

ちなみに今も食べられている和菓子には、江戸時代に生まれたものが多いのだとか。

何百年という創意工夫の歴史を持つ和菓子だけに、その世界は奥深くて当然!
今回はこの3つのテーマから私の大好きな和菓子の魅力を紹介しちゃいますよ~♪
これも日本人の誇り!知っておきたい和菓子のお話
その①:
和菓子の種類はどれだけあるの?
その②:
健康志向の人も注目!和菓子の魅力アレコレ
その③:
想像以上に身近で簡単。和菓子作りに挑戦
3つに大別される和菓子。その違いは何?
団子や餅、練り切りや羊羹など、さまざまな種類がある和菓子ですが、まず3つに大きく分類されます。
その違いは水分量であり、水分が多く含まれる和菓子ほど保存期間は短くなります。
和菓子の大きな種類
・生菓子/水分量30%以上
・半生菓子/水分量10~30%以上
・干菓子/水分量10%以下


この3つの括りの下に、製造法によっていくつかの区分があります。その代表的なものを挙げると…
作り方による区分
餅物
もち米、うるち米、葛などを主原料とした菓子/
大福、おはぎ、柏餅、団子 など
蒸し物
蒸して作られたお菓子/
蒸しまんじゅう、わらびもち、ういろう、栗きんとん など
焼き物
焼いて作られた菓子/
どら焼き、きんつば、カステラ など (※平鍋もの、オーブンものでも分類)
流し物
型に流してつくられた菓子/
羊羹、ところてん など
練り物
餡やもち粉を主原料とした菓子/
練り切り、ぎゅうひ など
おか物
別々に加工したものを組わせた菓子/
最中 など
他にも揚げ物やあん物などいくつもの種類があり、ここではすべてを紹介しきれないほど。おなじみの定番以外にも、新たなお気に入りに出会えるのが和菓子の世界なのです!
味や見た目だけじゃない!広がる和菓子の楽しみ方
食べて美味しく、見て美しい…。それだけが和菓子の魅力じゃありません!
健康志向の人も、地理や歴史が好きな人にも、ワクワクさせるような隠された魅力があるのです。
健康志向や美容志向の人にもオススメ!
洋菓子に比べてバターや生クリームなどの植物性脂肪があまり使われない和菓子は、カロリーが総じて低め。
小豆や寒天といった食物繊維を含む素材も多く使われるので、美容にこだわるアナタにもオススメです!
反面、砂糖が多く使われていることも多いので、糖質を気にする人は注意しましょう。
小麦アレルギーの人でも安心!
どら焼きやカステラなど一部のものを除き、小麦粉を使用しない製品が多いのも和菓子の魅力です。
グルテンフリーにこだわる人や、小麦アレルギーのある人にも、安心して楽しめるお菓子と言えるでしょう。
表現される季節は4つだけじゃない!
和菓子の中には、四季それぞれを6つに分けた「二十四節気」を表現したものも多くあります。
小さな季節の移ろいを感じながら、その時々にしか出会えない味や美しさを楽しみたいですね。
「菓銘」に隠された物語を感じよう
短歌や俳句、花鳥風月、地域の歴史…。和菓子の名前である「菓銘」にはそれぞれの由来やルーツがあります。
込められた物語に想いを馳せながら、和菓子の世界に浸ってみるのもまた一興なのです。

職人の技をもっと身近に。おうちで和菓子作り
伝統的な職人技をイメージする和菓子ですが、美味しさやヘルシーさに魅せられて、おうちで和菓子作りに挑戦する人も少なくありません。
有名なレシピサイトでも、和菓子に関する豊富なメニューが掲載されています。

比較的、気軽に始められるのが、和菓子店や菓子組合などが主催する体験教室。親子向けのプログラムも数多くあり、食育の一環として家族で楽しめるのも魅力です。
さらに最近では、宅配便で素材キットを届けてくれるお店も。動画でプロの技を参考にしながら、なんと本格的な練り切りのお菓子を作れるんです。
何度か練習をしてコツをつかんだら、オリジナルの和菓子作りやキャラ和菓子作りにチャレンジしてみるのも面白そうですね!
それでも自信がない…という人には、オーダーメイドで創作和菓子を手掛けてくれる和菓子屋さんがオススメ。
何かとお祝い事が多いこの季節、大切な人に世界にひとつだけの和菓子を贈ってみるのはいかがでしょう?
コロナ禍が続く中、この春もお花見をグッとガマンする私は、あちこちのお店で買い集めた桜の和菓子と熱~いお茶で、“ちゃぶ台花見”としゃれこむ予定です!
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