「できることをやる」…から生まれる喜び。身近な【エコ活動】で心と未来を豊かに

03.26 2020
身近で発見!暮らしの中にある環境保護のあれこれ
エコ活動はその昔、“省エネ”という言葉で表されていました。水道を流しっぱなしにしない、電気を小まめに消す…など、節約やライフラインに関わる資源を大切にする目的が大きかったように思います。

そういえば私たちも小さい頃は家庭や学校で、よく教えられたものですね。
その動きが近年は大きく広がり、地球温暖化対策や森林保護といった環境保全、ごみを減らして限りある資源を有効に使う3R(Reduce=リデュース、Reuse=リユース、Recycle=リサイクル)など、さまざまなエコ活動が私たちの身近なものに。
もちろん国内の市町村でも各自治体で独自のルールが定められていますし、世界中の企業でもこうしたエコ活動は経営の柱になっています。
そうした時代の変化を体感している私たち大人は、“なぜ、それが必要なのか?”をなんとなく理解できるもの。
一応、“エコの時代”に生まれ育った子どもたちは、エコ活動が当たり前になり過ぎてその意味を深くわかっていないケースがあるかもしれません。
そこでまずは身近な暮らしの中にあるエコ活動に気づき、その意味を一緒に考えてみてはいかがでしょう?
そこから生まれる子どもの探求心や考える力が、日々の節約やお手伝いといった行動につながれば素敵ですね!
身近にあるエコ活動の意味に気づこう
■飲食店の袋やストローの変化
牛丼チェーンの店舗に置かれていた割り箸が、何度も使える塗り箸になって早10年。
近年注目されているのはナイロンのレジ袋の廃止や紙製・竹製ストローの導入です。その理由とは?
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プラスチックのごみは海に流されると小さな粒となり、魚などの海の生物の体内に入ってしまうから。
海洋汚染や野生生物の減少・絶滅を防ぐために大切なお話なので、自然や動物を愛する子どもは興味を持ってくれるかも。
■地産地消が持つ2つの意味
地元で作られた食品や農作物を、地元で消費する地産地消。地域活性化に加えて、もうひとつある大切な狙いとは?
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運搬にかかるエネルギーを節約できるため、大気汚染につながる二酸化炭素の削減が期待できます。
野菜嫌いな子どもにも、地球や愛着ある地元のために野菜を楽しく食べてほしいものですね。
■公共の場にあるごみ箱をチェック
家庭のごみ捨てを行うママはわかっていても、子どもは意外とごみを分別する理由がわかっていないもの。
駅やコンビニなど、公共の場でごみ箱が何種類もある理由を教えてあげるのもオススメ!
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空き缶が自動車になったり、ペットボトルがTシャツになったり…。
リサイクルされるごみの行方を知れば、ごみ分別のお手伝いが楽しくなるかもしれません。
リサイクルを通して、モノを大切にする心を
少し部屋を離れる時も電気を消す、歯磨きの最中は一度水道を止める…など、暮らしの中で子どもと一緒にできるエコ活動はたくさんあります。読み終わった本や着れなくなった洋服の再利用もそのひとつです。
フリマアプリを活用して家計のプラスにするのもひとつの方法ですが、「本当に必要な人に届けること」をおうちで考えてみるのもオススメ。

例えば、世界の子どもに服や本を贈る活動を行っている組織・団体も数多くあるので、身近に参加できる場がないかを調べてみるのもいいでしょう。
自分の持ち物がいつか誰かのプレゼントになると知れば、大切にモノを扱う姿勢が養われますし、世界の人々に笑顔を与える活動を通して、子ども自身も大きなやりがいや達成感を感じられるはずです。
「ねえ、ママ。この本ね、誰のところに行くと思う?」
「きっと遠い国だね。もしかしたらアフリカかもしれないよ。自然の動物がい~っぱいいるところ」
「ホントに!? じゃあさ、この本をあげたら、アフリカの子もよろこんでくれるかな?」
「そうなるといいね~。たっくんが大きくなってアフリカに旅行した時に、お友達になれたりして」
「じゃあさ、“いつかライオンさんにのせてね”っておてがみ入れとく。なかよくなっていっしょにのるの」
「楽しみだね。でもさすがにライオンはアフリカのお友達でも無理かもだけど…(笑)」
年齢に合わせて楽しくエコを学べるツールを活用
身近なエコ活動の積み重ねが、子どもたちや地球の未来を豊かにする…。そう考えればエコ活動はとてもスケールの大きな取り組みです。でもその意味を言葉だけで伝えるのは難しいですよね。
実は子どもにエコ活動の大切さを伝えるツールは数多くあります。例えば、小さな子どもなら“エコ育”をテーマにした絵本がオススメ。

虫や動物、お花など、子どもが好きなものを題材にした作品が豊富にあり、楽しみながらエコ活動を身近に感じ取ることができます。
また子どもの成長に合わせてインターネットのサイトを活用するのもオススメ。
環境省が運営する「こども環境省」はさまざまなテーマから世界の環境問題や日本の取り組みを学ぶことができますし、市町村の公式サイトなどでも子ども向けの情報を発信しています。
写真や動画による解説を導入しているサイトもあるので、子どももエコ活動に対するイメージを明確に描けるはずです。
さらにお手軽にエコ活動を体感できるのが、親子を対象に行われる環境学習イベント。祝祭日や長期休みの期間にも開催されているものが多いから、家族のお出かけの予定に入れてみるのも◎。
無料で楽しく環境を学んで、お財布にも優しいママになっちゃいましょ♪
ぜひご感想をお聞かせくださいませ(*^^*)
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