09.22 2023

  • スタッフ 村上

    こんにちは!スタッフ村上です。
    実は私、知る人ぞ知る。。。遺跡マニアです(笑) 念願の発掘も学生時代に体験済み!
    今回もスタッフ尾中をつかまえて、遺跡の魅力と想いを熱く!語りたいと思います♪
    遺跡や遺物は、その場所、その時に暮らしていた人たちがいたことを感じられる、「過去を紐解く鍵」となるもの。そして、そこに流れていた時間を肌で感じることができる空間でもあります。
    ご存知でない方も知ることで、思わずその時代を生きた人たちの暮らしぶりを想像してしまう…そんなワクワク楽しい気持ちで遺跡の世界へお連れできるとうれしいです(*^-^*)

  • スタッフ 尾中

    少しずつ遺跡のおもしろさに魅き込まれつつあります(笑) 前回のオルメカ文明に登場した巨石がとても印象的でした!日本にも石造物があるみたいなので、今回は村上と一緒に観に行ってきました♪

石の文化、木の文化

石の文化と言えば主に西洋、そして日本は木の文化…個人的にはそんなイメージを抱いていました。
例えば、オルメカ文明の巨石はもちろんですが、ピラミッドやモアイ像にストーンヘンジなど、「石」で造られた遺跡は海の向こうにある遺跡が次々と思い浮かびます。
でも、日本も旧石器時代や縄文時代から石でできた道具(石器)が使用されており、現在でも建築用や工芸品など様々なものに利用されていて、西洋だけでなく日本でも石材はくらしに欠かせない素材になっていますね。

スタッフ 尾中
確かに!縄文時代は石器のイメージがありますね。
スタッフ 村上
遺跡からも石器類が多く出土されているのよ。そう言えば、学生時代に先輩が黒曜石で矢じりを作ってくれて、リンゴの皮もキレイに剥けて驚いたもの(*^-^*)
改めて道具だけではない石造物について考えてみた時にふと思い出したのが、学生時代に訪れた明日香村(奈良)で出会った不思議な石造物たち。
今回、奈良は明日香村に点在する飛鳥時代の石造物の実物、そして復元した石造物を野外展示している飛鳥資料館へ行ってみようと思います♪
スタッフ 尾中
奈良にも石造物があるなんて!ぜひ見てみたいです(*^-^*)

飛鳥の石造文化

飛鳥時代は、6世紀の終わりから平城京遷都までの約120年間なので、今からおよそ1400年前。
奈良にある飛鳥の地が政治や文化の中心だったころ、仏教と共に新たな文化を発展させた時代でもあります。中でも寺院建築における土木建築技術の発展に伴い、寺院の礎石や古墳の石室など、石材を利用し、さらに硬い岩石を彫刻した様々な石造物が飛鳥の地には点在しています。

石造物へ会いに

明日香村への出発地は、飛鳥駅から。気持ちのいい青空を背に、徒歩ならぬ電動自転車をレンタルしてサイクリング散策スタート♪

空と雲と木々の緑に癒される散策。遥か昔の飛鳥もこんな景色が広がっていたかもしれないですね。

飛鳥資料館に辿り着くと、石人像が出迎えてくれました。

奈良文化財研究所 飛鳥資料館

飛鳥資料館は、飛鳥の地で発掘された出土品など、貴重な展示物と共に「飛鳥」の歴史と文化についてとてもわかりやすく紹介してくれています。

スタッフ 村上
ここ飛鳥資料館では、明日香村に点在するいろいろな石造物が展示されているの。
スタッフ 尾中
石造物が町中に点在しているんですか!?どんな石造物にあるのか楽しみです♪

表情豊かな石造物たち

亀石(復元品)
スタッフ 尾中
微笑んでいるみたいで可愛い表情の亀ですね^_^
スタッフ 村上
ほんと見ているだけで、なんだか和むよね。でもこの亀石にはドキッとするような言い伝えが残されているの。
スタッフ 尾中
えっ!?どんな言い伝えですか??
スタッフ 村上
明日香村にある実物の亀石は南西を向いているのだけれど、これが西を向いたら大洪水が起こると言い伝えが地元ではあるそうよ。
スタッフ 尾中
このまま穏やかに微笑んでいてほしいですね。
猿石(復元品)

大きさは1mほどの「猿石」と呼ばれているこの石造物は、元々は欽明天皇陵南側にある田の中から掘り出されたものでしたが、後に吉備姫王墓前へ移されました。
大きな特徴としては、前面と背面ではまったく異なる像を表していること。でも、この二面性をもつ像の意味について、残念ながら今では知ることができません。
吉備姫王墓に佇む猿石は、現在でも地域の信仰の対象となっているそうです。

スタッフ 尾中
なるほど。ユーモアあふれる石造物ですが、謎大きなのですね…。
スタッフ 村上
ほんとに。でも、目的や意図はわからなくても...目の前にすると思わず魅入ってしまうよね。
酒船石(復元品)
スタッフ 尾中
これは何ですか??
スタッフ 村上
こちらの石造物には、水を流したような溝などがあるのだけれど、庭園の水遊びの装置だったと考えられているみたい。
スタッフ 尾中
水遊びの装置 実際にはどんな風に使用されていたかは…想像の世界ですね。
スタッフ 村上
ほんとよね。そして、水に関連する装置と言えば、とても興味深い石造物があるの。
石人像(実物)

椀を口にあてた男性に女性が寄り添う形をしている石人像。それぞれの口元に開けられた孔(あな)が内部で底面に続いています。そして底部の開口部に配水系統を接続して、口から水を吹き出す噴水として用いたと考えられています。
※飛鳥資料館内で実物を観ることができます。

須弥山石(しゅみせんせき/実物)

彫刻された巨石をダルマ落とし状に3石積み重ねて、塔のような姿を形作っているのは須弥山石。内部がくりぬかれて空洞になっています。最下段は水槽となっており、水槽の底から外側面へ4ヵ所貫通し、そこから水が噴き出すことで噴水として機能したことがわかっています。

スタッフ 尾中
この時代にも噴水があったなんてビックリです!
スタッフ 村上
何より噴水を作る技術に驚かされるよね。この石は、発掘された時に見つかった3段の外面模様がつながらなかったことから、もう一段あったと推定されているの。
スタッフ 尾中
模様から新しい発見へとつながったのですね!
須弥山石(復元品)

飛鳥資料館では、実物である3段の須弥山石が館内に展示されていますが、庭園では噴水として当時のようすを再現し、4段に復元された須弥山石も見ることができます。

石造物が伝えてくれるもの

石造物は、未だ謎多きものばかり。ですが、かつて「石の都」と呼ばれた一時代を紐解く鍵のように、飛鳥には石を素材にした寺院の礎石や古墳の石室など、建築物や彫刻芸術が数多く残されています。
大陸から伝来したであろう技術から生み出された石造物。残されているあらゆるヒントから想像を巡らせ、史実へつながる時間を過ごしたかのようでした。
今回、飛鳥資料館を訪れたことで、散策の中で出会った石造物一つ一つの背景に触れるコトができてとても興味深かったです。

スタッフ 尾中
実際に見ることができるって貴重ですよね。知るのが楽しくなってきました♪
スタッフ 村上
私も今回の散策で改めて遺跡に触れる楽しさを味わえたよ~!

実際に訪れることができる場所やいつか訪れてみたい場所。
そこに佇んでいる遺跡や遺物が教えてくれる“モノ”たちから過去・現在・未来へと想いを馳せつつ、これからも気になっている一つ一つをお伝えさせていただけたらと思います(*^-^*)

◆参考文献◆
飛鳥資料館 2020 『飛鳥の石造文化と石工』飛鳥資料館図録第73冊

みなさまのオススメの遺跡があれば、ぜひお聞かせください。記事の感想も大歓迎です(*^^*)

換毛期の柴犬が好き
表情豊かな石像に、当時の作り手さんのユーモアさも垣間見えてクスっとしてしまいました。私は大人になってからですが遺跡が好きになり、特に奈良の平城京跡によく行きます。ただただ広い草原は当時のスケールを感じることができますし、資料館もいくつか点在しているので行く度に新たな発見があって楽しいです。明日香村は行ったことないので、さっそく行きたいところリストに入れました♪それにしても黒曜石で矢じりを作ってくれるなんて、とても素敵な先輩さんですね。矢じりで皮をむいたりんご、とっても気になっちゃいました(笑)
2023年09月25日
ていねい通販スタッフ 村上
換毛期の柴犬が好きさま、コメントありがとうございます!ユーモアある石造物たちにクスッと笑顔になっていただけてとっても嬉しいです(*^-^*) 私も新たな発見の宝庫である資料館や博物館を巡るのが大好きですので、一度ゆっくり平城京跡やその周辺を散策してみたくなりました♪明日香村にも、今回ご紹介しきれなかった多くの遺跡をはじめ、資料館も点在しておりますので、ぜひ訪れてみてくださいね!学生時代の実習は、矢じりを作ってくれた先輩のおかげでとても楽しい思い出になっています♪矢じりで皮をむいたりんごは、美味しくいただいちゃいました(笑)
2023年09月27日

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ていねい花子
今更ですが、自分の幸せのシーンをイラストにして載せていただきとても嬉しいです。保存しました♥️ありがとうございます!

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