届けたい想いがあふれる季節だから。直筆の【手紙】なら気持ちはもっと伝わる!

04.02 2021
デジタルにはない温かさが【手紙】の魅力!
1年の節目となる4月。いろんな人に感謝やお祝いの言葉を伝えたくても、今の状況では直接会いに行くのはちょっと気が引けますよね。そこで今、見直したいのは手書きされた【手紙】の温かさです。
デジタルツール全盛期となった今、手紙でやりとりする機会は減る一方。手書きで何かを伝えるのは年賀状くらい…という人も多いのではないでしょうか。
でも、大切な人からもらった昔の手紙をずっと大切に残している人も多いはず。そうなんです! 想いが込められた手紙には、一生の宝物になるような不思議な魅力があるんですよね。

そんな良さを持つ手紙なのに、つい疎遠になってしまうのは、 “きっちり書かなくちゃ”という直筆だからこその煩わしさ。
「字がキレイに書けない」「作法や時候の挨拶がわからない」など、デジタルツールでは気にならないことも、手紙なら考えすぎてしまうんですよね。
ビジネス関係や目上の人に対する手紙は最低限のマナーも必要ですが、まずは手紙を書く習慣をつけるために、気心の知れた親しい人から送ってみるのもひとつのコツ。
手紙を書く習慣が、自分自身の暮らしを彩る楽しい時間になればベターです。
そこで今回は、手紙を書くことが楽しくなる3つの方法を紹介しましょう。
手紙を書く習慣を楽しくする3つの方法
その①:マナーや作法が気にならない、一筆箋から始めてみよう!
その②:コレクション的な楽しさも。便箋や切手選びにこだわろう!
その③:手紙を書くことから、趣味の幅を広げよう
お!この内容を見ているだけでも、ちょっとワクワクしてきました(笑)。
短いから、マナーも割り切れる。一筆箋の手軽さに注目!
ちょっとした挨拶や、贈り物の添え書きに便利な一筆箋(いっぴつせん)。通常の便箋よりも小さく、文字を書けるスペースも限られているため、時候の挨拶などを省略してもOKと言われています。

ビジネスでの使用をはじめ、最低限のマナーをおさえたい時は縦書きのものを選ぶのが無難ですが、それ以外の場合は自分が無理なく書ける範囲で大きさや形状を選びましょう。
ガイドラインのついた下敷きを透かせることで、まっすぐキレイに文字を揃えられる商品も人気を集めていて、手書きに慣れていない人にかなりオススメ!
長い文章を必要としない一筆箋だけに、途中で失敗しても気軽にやり直せるのが嬉しいところです。
また、手紙を書く際のポイントとして、「キレイでなくても丁寧に文字を書く」というものがあります。
とはいえ、長らく手書きから遠ざかっている人であれば、数行にもわたって集中力を持続させるのはなかなか骨の折れる作業。そのトレーニングにも一筆箋は最適というワケなのです。
お祝い事が多いこの季節。誰かへのプレゼントに一筆添えてみるのはいかがですか?
集めるだけで楽しい。レターセットは“素敵”の宝庫
女性ならその昔、レターセットをコレクションしていたことはありませんか?
かわいいデザインの商品がたくさんあって、集めるだけで嬉しくなるんですよね。仲良しの友達に手紙を書くために、大切に取っておいたセットを開けたのが懐かしい(笑)。
こうしたレターセットをはじめ、手紙に関するアイテムをコレクションするのもデジタルでは味わえない醍醐味。贈る相手に合わせて、コレクションの中から何をセレクトするのかもセンスの見せどころです。

海が好きな相手ならマリンブルーの便箋やインクを、動物好きな相手なら犬や猫の絵が入った切手を…というように、その人の笑顔を思い描くことで手紙を書くモチベーションがアップ。
「自分の好みを覚えてくれているんだ!」という喜びが、手紙をもらった時の気持ちもさらにハッピーに変えてくれます。
ちょっとした心遣いや工夫を加えて、手紙を書く楽しさを広げちゃいましょう。
例えばこんな楽しみ方
文面と色・デザインを合わせてみる
相手の好みがわからない時は、文面とアイテムをコーディネートするのもGOOD!
感謝や励ましの言葉を伝える場合は、温かみのあるカラーや紙質を選ぶなど、自分なりのこだわりを楽しもう。
スタンプで手持ちの便箋を華やかに
100円ショップで気軽に集められるスタンプは、手紙にアクセントを加えられる便利アイテム。
シンプルな便箋しかない時でも、白地にポンっと押すだけで雰囲気あるお便りに♪
切手を組み合わせて物語的な演出を
郵便局で1年間に数多く発売される記念切手には、思わず集めたくなる素敵なデザインがいっぱい!
花と鳥、海と魚…など、2枚の切手を組み合わせてストーリー性を加えてみるのも素敵です。

アートを加えて楽しみ倍増。絵手紙にチャレンジ!
手紙を書く。それだけでも素敵な習慣ですが、アートに興味のある人や新しい趣味を始めてみたい人は、絵手紙にチャレンジするのはどうでしょう?
本格的な絵手紙には日本画の材料と同じ顔彩(がんさい)がよく使われますが、無理に道具を揃えなくても、まずは色鉛筆やクレヨン、水彩絵の具など身近な道具を使ってもOK!

子どもと一緒に楽しめる趣味なので、おじいちゃんやおばあちゃんへのプレゼントとしても喜ばれます。
書くことや描くことは好きだけど、文章を考えるのが苦手…。そんな人こそ絵が主役となる絵手紙はもってこい。
短いメッセージを添えるだけで大丈夫なので、手紙に対するハードルも下がるはずです。
美しい文字が書けなくても、上手に絵が描けなくても、真心がこもった手紙は誰かの思い出に残るもの。
かく言う私も、夫からもらった手紙を読み返しては、当時の甘酸っぱい記憶を思い起こしています。
あんなにマメに便りをくれていたなんてなつかしい…!今は…、まあ置いときますか。