モノづくりを通して“おうち時間”をエンジョイ!今だからこそ始めたい【親子でDIY】

05.28 2020
想像以上に手軽なDIY。簡単なモノでも喜びは格別
私がなかなかDIYを始められなかったのは、刃物や工具を使いこなす自信がなかったから。そう、DIY=本格的な日曜大工のようなイメージに捉われていたんです。
でもホームセンターや100均ショップをのぞくと、女性や子どもでも気軽に始められるDIYキットや材料がズラリと並んでいて、想像以上に身近なものだと知りました。
最初は食器や小物入れ、次におもちゃ箱と、まだ小さなものしか作れない私ですが、実感したのはつくる“楽しさ”と出来上がった時の“達成感”、さらにオリジナルのものを使う“喜び”も。

そう! 一度のチャレンジで何度もワクワクを体験できることがDIYの面白さなんだって気づいたんです。
出来上がりのクオリティは?…と聞かれると、家族以外にはとても見せられないレベルというのが正直なところなのですが(笑)、ギザギザでガタガタなものにすら愛着がわくのがDIYの醍醐味。
子どもと手作りしたアイテムがお部屋の中に増えるたびに、家族の絆が深まっている気がします。
上手じゃなくても全然OK!どこも行けなくて退屈だなぁ…と嘆いているそこのあなた、リフレッシュにも節約にも役立つDIYを始めてみませんか?
DIYを始めるための“初心者” 的3箇条!
■最初は“失敗覚悟”の気持ちでOK!
初心者に失敗はつきもの。最初からうまく作ろうと考えすぎると、少しのミスでDIYを嫌いになっちゃうかも…。
失敗した時のダメージを抑えるためにも、まずはお財布に優しい100均ショップなどのクラフトセットがオススメ!
必要な材料だけが入っているので、作業後の後片付けも楽チンです♪
■既製品+αでも立派なDIY
工具や刃物を扱うのが苦手な方には、お家にある既製のアイテムに少し手を加えてみるのはいかがでしょう?
スプレーでお気に入りの色にペイントしたり、マスキングテープやビーズなどでオリジナル風にデコるだけでも気分はアップ!
自分で手を加えて、自分の好きなモノに変える…。それだけで立派なDIYなんです。
■実は女性でも扱える工具がいっぱい!
近年のDIYブームによって、女性でも扱いやすい小型・軽量・安価な工具が数多くラインナップ。
木と木の固定や椅子の張り替えに便利なタッカーなど、100均ショップで販売されている工具もあります。
動画サイトなどを参考にして、自分に合った工具を探してみるのも楽しいですよ。
手先も考える力も育む機会に。親子でレッツDIY!
モノづくりを一緒に楽しみながら、子どもの器用さや創造力を養えることもDIYの魅力。一所懸命に作れば作るほど完成した時の達成感は格別だし、その愛着からモノを大切にする心も育ちます。
親子でDIYを楽しむ私が感じた一番のメリットは、なんでも簡単に“買う”のではなく、“作る”という考え方や選択肢を子どもに芽生えさせること。

必要なモノを自らカタチにした「経験」と、完成までの流れの中で生まれた「工夫やアイデア」は、快適な空間づくりから商品が手に入りにくい非常時まで、大きくなっても生活の幅広い場面で役立ってくれるはずです。
一方、子どもにDIYを体験させるうえで、やはり気をつけたいのは安全面。特に刃物や刺激性の強い塗料などを使わせるのは心配ですよね。
でも色やデザインを考えてもらったり、仕上げの工程で紙やすりをかけてもらったりと、小さな子どもでも参加できることはたくさんあります。
積極的にお手伝いをお願いして、「パパやママと一緒に作った」という喜びを届けてあげてくださいね。
「ヨシ。新しいおもちゃ箱、完成だ~!たっくんのおかげで素敵なのができたよ、ありがとうね」
「あのさ、ボクいっぱいおてつだいしたから、この“こなこな”ぜんぶちょうだいね」
「木の削りカスのこと? でも、これはゴミだからちゃんとお掃除しないと…」
「いやだ!ばあばのおうちにいったときに、“ぷるぷるおもち”にぜんぶかけるの!」
「…あ~。似てるけどちょっと違うんだなぁ、きな粉とは(笑)」
木を通して自然の魅力を学ぼう。DIYで「木育」
近年、増えつつある「○育」の中で、DIYをきっかけに始められるのが『木育』。
これは木とのふれ合いを通して五感や思いやりの心を育みながら、日本の文化やモノづくり、環境問題なども学ぼうという新たな教育活動のひとつです。

平成16年に発足した北海道庁のプロジェクトからその動きが始まり、今では全国の幅広いエリアで活動の輪が広がっています。
これまでにも木材関連の団体や企業、NPOなど、さまざまな組織が主体となった木工ワークショップや自然体験イベントが数多く開催されており、木や自然とのかかわりを親子で楽しく学べる場として、ママたちの注目を集めてきました。
もちろん、外出やイベントの開催が自粛傾向にある今(※令和2年5月現在)は、アクティブにお出かけするのは難しいもの。
そんな時だからこそ自宅で始められるDIYを、木の優しさ、そして自然の大切さを知るきっかけにしてみるのもいいかもしれません。
ガマンが続く期間を新たな知識と出会うチャンスに変えて、プラス思考で家族の視野を広げちゃいましょう!
…さて、カットを失敗して短くなり過ぎた目の前の木材も、何かプラスに使えるかしら?(涙)
【参考】