子どもの“勉強”は『信じて任せて認める』!?

2021.07.09
  • スタッフ 尾中

    私の娘も進級し、はや2ヵ月。今年、小学1年生となりました。始まった学校生活。「宿題やりたくない~!!」おっと!早くも壁にぶち当たっています(-_-;)
    子どもの前に立ちはだかる“勉強”。今日は親として子どもと向き合うヒントを“「けテぶれ」宿題革命!”の著者であり、学校の先生でもある、葛原さんに教えていただきます。

葛原さん
こんにちは!どうぞよろしくお願いします(*^^*)
スタッフ 尾中
早速ですが、葛原さんは学校の先生でいらっしゃいますが、勉強を教えられる上でどんなことを大切にされていますか?
葛原さん
私が先生になって思ったことは“子どもたちはたくさんのことをすでに持っている”ということです。1から10まで説明していかないと…ということは実はなくて。型にはめなくても自分たちの持っているものを広げていくことで、どんどん子どもは成長していくと考えています。
スタッフ 尾中
心配でついついアレコレ、すぐにやっていることに細かく口出ししてしまうんですよね(笑)
葛原さん
親御さまのお気持ちはよく分かります(笑)心配になりますよね!
ただ勉強って、自分を答えに当てはめるようにしたり、正解を探そうとするとしんどいものだと思うんです。自分でもがいて「これ!この方法!」って見つけるのが大切なのではないかなと思います。
スタッフ 尾中
自分なりの方法を見つけて実践することで成果に現れると、子ども自身もうれしいですよね。
葛原さん
そうなんです!それが子どもにとって自信にもなります。自分で積み上げたものに意味があるのではないかと思うんです。

家庭でできる勉強方法は?

スタッフ 尾中
家庭でそのような自信をつけてあげたいと思ったとき、おすすめの勉強方法ってありますか?
葛原さん
私は先生という立場なので、少し難しいのですが…「信じて任せて認める」でしょうか。
葛原さん
子どもはもともと“たくさんのことをすでに持っている”と私は思っているので、勉強方法にしても「信じて任せて認める」ということを軸に動いています。もちろん失敗することもあるので、なぜ失敗したのかを一緒に考え、それを解決できる環境を整えてあげることが大切です。
スタッフ 尾中
失敗した理由や解決する方法も、子どもにも考えてもらうのですね。
葛原さん
はい。あくまでも“親が子どもに教える”ではなく、一緒に前を向いてゴールに向かっていってほしいんです。
スタッフ 尾中
私も「親がしっかり教育しなくては…」と思い、勉強方法に口を出してしまうことがあります。(反省)
葛原さん
それもお子さまの力になりたいと思う気持ちからですよね。ただ、向き合うのではなく一緒に前を向いてゴールに向かうことで、自分で発見し、解決していく力を身に付けることができますよ(*^^*)
スタッフ 尾中
親だから…ではなく、子どもに任せて一緒にがんばろう!と思うと、なんだか肩の力が少し抜けました。私も勉強苦手で…(笑)
葛原さん
はい!親御さまが良いと思う方法と、子どもが良いと思う方法はきっと違うと思うので、それを自分で考えて行動することで、勉強以外でも信じてもらえることの自信や、自分で考えて行動する力が身に付くと思っています。
スタッフ 尾中
勉強だけでなく、長い人生の中で役立つことを今から身に付けておくのは大切なことですね。
葛原さま
「君は君のままでいいんだよ!」が重要だと思います。人それぞれ得意なことは違いますので(*^^*)

いっしょに前を向いてゴールへ♪

スタッフ 尾中
とはいえ…それも自ら「勉強をしていきたい!」という気持ちがないと始まらないですよね?
葛原さま
「勉強をさせる」というより、目標に向かって何が大切でどう行動すれば良いのかをお子さまに考えてもらうのはいかがでしょうか?
スタッフ 尾中
といいますと…?
葛原さん
例えば
「○○になりたい」という夢がある。

そのためにはどうすれば良いのか、何の知識が必要かを子どもに考えてもらうんです。その中にどんなことでも“学び”は入ってくると思います。
スタッフ 尾中
それなら親子で楽しく考えることができますね♪さっそく、子どもと話をする時間をとってみます(*^^*)

子ども同士でも「信じて任せて認める」

スタッフ 尾中
葛原さんは、普段どんな風に生徒さんと接しておられるのですか?
葛原さん
私は小学校のときにできた友だちって、とっても大切で貴重だと思っているんです。
算数の勉強はいつ使うか分からないけど(笑)小学校のときの友だちが大人になったときに繋がっているなんて、ステキだと思いませんか(*^^*)受け持ったクラスでは、それをずっと伝えてきました。
葛原さん
「しんどいときは助け合っていけたらいいし、椅子にずっと座っている必要はない!」
そう伝えると、友だちが困っていたらみんな躊躇なく席を立って助けにいくそんな光景を見るととてもうれしく思います。
勉強ではお互いがテストを作り、苦手なところを教えあっているなんてこともあります(*^^*)

お互いが支えあい、お友達との信頼関係が深まりますね(*^^*)

スタッフ 尾中
それはすごいですね!クラス全体がみんなの存在を「信じて任せて認める」という印象を受けました♪
葛原さん
そうなっていってほしいなと思っています(#^.^#)
今、他の先生方に向けて、私の教育方法を伝える機会も増えてきました。私自身がどこまで他の先生方に対して「信じて任せて認める」ができるのか…。
 
スタッフ 尾中
子どもに限らず、職場の後輩など社会人になっても大切なことが「信じて任せて認める」には詰め込まれていますよね!
葛原さん
はい!そこに軸足を置いて、私ができることをさぼらずやって、がんばりすぎないでいきたいですね。なんでも無理はいけないと思っています。でも、やめてしまったら終わりだと思うので、こういった発信もしながら届けたい人に届けていけるとうれしいですね。
スタッフ 尾中
「信じて任せて認める」。改めて子ども大人関係なく、人と接していくのに大切なことに触れた気がします。
葛原さん、ステキなお話をお聞かせいただき、ありがとうございました(*^^*)
  • 葛原 祥太

    1987年、大阪府生まれ。同志社大学を卒業後、兵庫教育大学大学院へ進学。卒業後、兵庫県公立小学校に勤務、現在に至る。
    小学校の宿題の在り方に疑問を感じ、家庭学習において、子どもたちが自分の学習を自分で作り上げる「けテぶれ学習法」という方法を提唱し、ツイッター上で発表。多くの教師から注目を集める。
    現在は宿題改革の切り口から、これからの社会に求められる教師の在り方を啓発するため、講演会、執筆活動などに活躍中。